雨でスーツが濡れた時、そのまま放置していませんか?
なんとなく生乾きで次の日もそのスーツを着ていくとへんな臭いが自分からにじみ出てくるかもしれません。
最低限の社会人のマナーとして、濡れたスーツの乾かし方を覚えておいて下さい。
スーツの型崩れを防ぎながら、嫌な雨の臭いもちゃんととっておきましょう。
濡れたスーツの乾かし方のポイント
濡れたスーツを乾かすための大切なポイントは、乾いたタオルと木製ハンガーを用意することです。
これらを使って、以下のとおりに乾かしましょう。
① 乾いたタオルで濡れた部分を軽く押さえながら水気を取る。
※生地は擦らないように!(表面が毛羽立って傷むことがあります)
② ジャケットは「木製ハンガー」に、スラックスはボトムハンガーにかけて、風通しの良い場所に吊るす。
※扇風機の風を当たる場所、または換気扇がついている風呂場・トイレに吊るすとより効果的。
密閉されたクローゼットの中は湿気がたまってカビが生えやすいので、濡れたままのスーツをそのまま吊るすのはNGです。
スーツの型崩れに注意
濡れたスーツをそのまま放置してしまうと、型崩れを起こす原因となります。
濡れてしまったスーツは、帰宅後にすぐ乾いたタオルで軽く押さえながら水気を取ってあげましょう。
その後、ジャケットは肩の部分が広くなった造りのハンガーに吊るすと、肩が折れずにしっかりと型を保つことができます。
スラックスは、クリップが付いているタイプのボトムハンガーを使用し、裾をクリップで留めて真っ直ぐに吊るすことで折れを作らずに済みます。
濡れた生地を折った状態で干してしまうと、折り目ができてしまいますので、生地が真っ直ぐ伸びる状態で干すことがポイントです。
濡れたスーツの雨の臭いはこうやってとる
雨に濡れたスーツをそのまま放置すると、臭いを発生させてしまいます。
まずは、すぐに乾いたタオルで押さえながら水気を取りましょう。
臭いの発生を防いだり、臭いを消してくれるために有効な方法は以下のとおりです。
★スチームアイロンをかける
蒸気が臭いを飛ばしてくれます。
高温のスチームは殺菌効果もあります。
★扇風機かドライヤーの冷風をあてる
風をあてることによって、水分と一緒に臭いを飛ばすことができます。
★消臭スプレーをかける
雨によるに良いだけではなく、汗、タバコ、食べ物によって付着した臭いも消すことができます。
除菌効果のあるものを使うと、雑菌の繁殖も抑えられてより効果的です。
消臭スプレーの香りが気になるようであれば、無香料のものを選びましょう。
まとめ
スーツのお手入れは、早ければ早いほど、乾燥も消臭も上手くいきます。
仕事後は疲れているので、着ているものをサッと脱ぎ捨てたくなる気持ちもわかりますが、大切なスーツが型崩れを起こしてしまわないよう、すぐに水気をとって吊るしてあげましょう。
雨に濡れたスーツの型崩れを防ぐために、スーツを吊るすのに相応しい形状のハンガーを用意しましょう。
臭いは慣れてしまうと自分では気づかなくなってしまいますので、翌朝になってやっぱり臭うなんてこともあります。
スーツが濡れてしまった後は、臭い対策まで忘れずに行ないましょう。