雨傘を持ってきたのに、天気予報が外れて強い日差しが照りつけている、そんな時には雨傘を日傘の代わりに使いたくなります。
雨傘は日傘として使えるのか?紫外線対策はどうすればいいのか?
気になる点をまとめてみました。
日傘と雨傘の違いは?
日傘と雨傘の違いが見た目にもハッキリしていた昔に比べ、デザイン性の高い雨傘が増えた現在ではパッと見ではどちらかわからないことも。
以下が日傘と雨傘の主な特徴です。
日傘の特徴
UVカット加工がされている
遮光性がある
空気を通す素材で作られている
綿や麻などの天然素材が多く使われている。
雨傘の特徴
空気を通さない素材で作られている
ナイロン、ポリエステル等の化学繊維が多く使われている。
撥水性・防水性がある
日傘に比べて大きい
使う人の身体が雨水に濡れないように大きめに作られている。
雨傘を日傘として使えるの?
日差しの強い日に日傘代わりに雨傘をさす方もよく見かけますね。
何もささないよりは雨傘をさした方がマシではあるのですが、できればちゃんと日傘の機能を果たしてくれるものを使うべきです。
日傘として使える傘は以下のとおりです。
★晴雨兼用傘
UVカット加工がされています
★黒など暗めで濃い色のもの
特に黒おすすめです。黒い傘は紫外線を吸収してくれるだけでなく、地面から跳ね返ってくる紫外線も傘の内側が黒ければ吸収くれます。
黒や濃紺(ネイビー)であれば90%以上の遮光率があります。
ただし、濃いめの色は熱がこもりやすいため、春夏は暑苦しくなってしまうマイナス点があります。
おすすめできないのは、白か白に近い色(パステルカラーなど)の雨傘です。
白には紫外線を跳ね返してくれる効果があるのですが、地面からの紫外線の跳ね返りが傘の内側で起こると日焼けの原因になります。
外側は白でも、内側が黒か濃い色のものであればOKです。
雨傘を使うときの紫外線対策
一般的には、雨傘は紫外線対策ではなく撥水・防水機能を重視して作られていますので、日傘と同等の高い紫外線防止効果は期待できません。
雨傘の状態しだいでは、日傘代わりとして十分に使えそうなものもたくさんありますが、それだけではやはり日傘には勝てません。
まず、顔や腕など露出する部分には日焼け止めを塗ることです。
また、UVカット加工がされているTシャツやカーディガンを着ることも紫外線対策として有効です。
まとめ
雨傘と日傘はそれぞれに違う特徴があります。
雨傘を日傘として使用したいのであれば、黒や濃紺などの濃いめの色のものにしましょう。
晴雨兼用傘であれば日傘としても安心して使用できます。
雨傘を使用する場合は、紫外線対策として日焼け止めを塗ったりUVカット加工がされている服を着用することを心掛けましょう。