日焼け止めを選ぶ時に基準となるのがSPFとPAです。
でもその意味ってよくわからないので真剣に調べてみました。
数字が大きければいいのか?数字の意味を知れば日焼け止めの選び方もわかります。
日常生活で使う日焼け止めと海水浴・プールに行った時の日焼け止めの選び方の参考にしてください。
日焼け止めのSPFとPAの意味
「SPF」とは
Sun Protection Factor(サン プロテクション ファクター)の略称です。
紫外線防御指数とも言われます。
日焼けによって肌を赤くして炎症を起こす原因となるUV-B(紫外線B波)を防ぐ効果を現わします。
SPFの横に必ず数字が表示されていますが、この数字は紫外線によって肌が赤くなるまでの時間をどれほど長くできるかを現わしています。
肌が赤くなるまでに20分かかると仮定して、20分×30(SPF数値)=600分
つまり、約10時間の日焼け止め効果があるということになります。
※ただし、汗や水などで全く流されない場合です。
※肌が赤くなるまでにかかる時間には個人差もあります。
「PA」とは
Protection Grade of UV-A(プロテクション グレイド オブ UV-A)の略称です。
UV-A(紫外線A波)防御指数とも言われます。
肌が黒くなってしまうのを防ぐ効果を現わします。
PAの横に必ず「+」が表示されています。
「+++」非常に高い効果
「++」効果あり
「+」やや効果あり
このように3段階に分かれています。
日焼け止めのSPF数値で紫外線対策はできる
SPF数値は肌が紫外線を受けることによって赤くして炎症を起こすまでの時間をどれほど遅らせることができるのかを示す数値です。
つまりSPF数値が高いほど遅らせることができるのです。
肌が紫外線を浴びて赤くなってしまうまでにどれほどの時間がかかるのかには、もちろん個人差があります。
肌が赤くなりやすい人はSPF数値が高いものを使用することがおすすめですが、強い日焼け止めは肌にとって刺激や負担になる場合があります。
SPF数値が高く、なおかつノンケミカルなどの肌に優しいタイプを選びましょう。
SPF数値の高い日焼け止めのほとんどが、肌を黒くする原因となる紫外線A波を防ぐPA値も高いのですが、特に紫外線の強い季節はSPF数値だけでなくPA値が高いものを使用することをおすすめします。
日焼け止めSPFシーン別正しい選び方
SPF数値が高い日焼け止めは紫外線対策に大変効果的ですが、毎日塗るとなると肌への負担も少し気になるところです。
その日の状況によって以下のように日焼け止めを使い分けると良いでしょう。
★それほど日差しが強くなく、あまり外へ出ない日であればSPF20程度
※SPF20程度であれば日常的にシミを予防するためにも良いです。
★それほど日差しは強くないとしても、外へ出ることが多い日であればSPF30程度
★日差しが強い日や、野外でのアクティビティー(海水浴やプールなど)を楽しむ日はSPF30以上で汗や水に強いタイプ
外で過ごす時間が多い日はPA値が高いものを使用した方が良いですので、この点も忘れないようにしましょう。
まとめ
普段何気なく使っている日焼け止めに表示されている「SPF」と「PA」のそれぞれの意味と効果を知り、自分の肌に合ったものを選びましょう。
肌が紫外線によって赤くなってしまうまでにかかる時間には個人差がありますので、赤くなりやすい肌にはSPF数値が高めのものを使用しましょう。
ただし、強い日焼け止めを毎日塗ることは肌への負担になることもありますので、日焼け止めの強度を生活シーンによって調整しましょう。
SPFほど意識されない「PA」も肌を黒くしてしまう紫外線A波から肌を守る効果の高さを示していますので、日焼け止めを選ぶ時はこのPA値も確認しましょう。