日焼け止めを買う時の目安として「SPF」の数値を参考にしてる人は多いと思います。
今は最強の日焼け止めが「SPF50」と表示されていますよね。
だから「SPF50」を選んでおけば安心…と思ってしまうところに、実は落とし穴があります。
正しい日焼け止めの選び方をご紹介します。
日焼け止めSPF50の意味を知っていますか?
SPFというのは日焼けの元となる紫外線A波(UVB)がどれくらい防止できるかを表している数値です。
SPF50というのは、肌に何も塗っていない状態と比べたら50倍ほど日焼けをしにくいという意味です。
日焼けをしにくいというのであって、日焼けをしないではないのですよね。
実際に日焼け止めの効果を確認してみると、その境界線となるのはSPF15くらいになります。
SPF2 約50%
SPF4 約25%
SPF8 約15%
SPF15 約10%
SPF30 約5%以下
SPF15以上になると、紫外線透過量は約10%以下となるので、日常生活で使うのなら十分なのです。
ただしSPF50ともなれば、耐水性が強くなるので、スポーツをするときや海や山などリゾート地に出かける時に使うといいです。
いつもいつもSPF50を使っていると肌への負担がきつくなるので、TPOに合わせて使い分けるようにしましょう。
日焼け止めSPF50なら何時間効果があるの?
まず気をつけておきたいことは、日焼け止めSPF50は一度塗ったら一日中効果があると思い込まないでください。
SPF1につき約20分の日焼け止め効果があるので、SPF50は単純計算すると16.7時間効果が持続することになります。
でも実際には、汗で日焼け止めが流れたりするので、そのままの効果があるとは考えにくいです。
ですからどうしても塗り直しが必要となってきます。
SPF50を一日に何回も塗り直していると、肌への負担は計り知れません。
お肌が弱い人ならなおさらですね。
そう考えると少し弱めのSPF30を何度か塗りなおすほうが、お肌にとって優しいとは思いませんか?
日焼け止めSPF50おすすめの使い方
SPFの小さい日焼け止めよりSPF50の方が肌への負担がかかることはよくわかりましたよね。
それじゃあSPF50は使わないほうが良いのかと言えば、そういうわけではありません。
非日常的に日差しの強い場所に行く時には、迷うことなくSPF50を塗っていきましょう。
例えば海とか山ですよね。
また海外旅行に行くときも、日本の日常とは違って日差しの強い場所があります。
たとえば真夏のオーストラリアは、日本の夏と比べると日差しがきつくなります。
オーストラリアでは皮膚がんがポピュラーであることからもわかりますよね。
そういったところに行く時にもSPF50の日焼け止めを持って行きましょう。
まとめ
SPF50の日焼け止めは肌への負担が心配なので、日常生活で使うことは控えた方がいいですね。
リゾート地に行く時には、しっかりとした日焼け対策が必要なので、SPF50を使いましょう。
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