夏になると、外は暑いのに建物の中に入ると冷房が効きすぎていて、その温度差から体調を崩したりしませんか?
鼻水やくしゃみといった風邪の症状がでると「夏風邪」かなって思いますよね。
もしその風邪のような症状がなかなか治らなくて、長引いてしまう場合は「夏風邪」じゃない可能性があります。
実は夏にも花粉症があることをご存知ですか?
夏風邪だと思っていたけれど、本当は花粉症だった。
そんな紛らわしい夏風邪と夏の花粉症の違いをご紹介します。
目次
夏の花粉症と知らずに夏風邪だと思っていませんか?
鼻水やくしゃみ、せきがでてなんだか熱っぽい…風邪をひいちゃったかな?
そう思った時には、それぞれの症状をよく観察してみてください。
同じ症状でも、花粉症と風邪では微妙に違うところがあります。
鼻水を観察する
鼻水が出る時には、その色と粘り具合をみてみましょう。
花粉症の場合は、さらさらした透明の鼻水がでます。
思わずティッシュを鼻に差し込んでしまいたくなるほど、タラタラと流れる感じですね。
夏風邪の場合は、黄色っぽい色がついていて粘度のある鼻水がでます。
おもいっきりティッシュでかみたくなる鼻水ですね。
咳の症状を確認する
花粉症の場合は、喉に花粉が付着して咳の症状が現れます。
特徴的なのは乾いた咳なので、こまめなうがいやのどスプレー、のど飴などで喉の花粉を洗い流しながら、喉を潤すようにしてください。
風邪の場合は、痰の絡んだようなゴロゴロとした咳がでます。
喉の症状を確認する
花粉症の場合は、喉にかゆみを感じます。
それは喉の粘膜に花粉が付着することにより、かゆみを生じさせるからですね。
風邪の場合は、喉に痛みを感じます。
それは風邪のウイルスが喉に炎症を起こしているからですね。
これらの違いを観察してみると夏風邪なのか花粉症なのかの区別がつきます。
夏の花粉症の症状を知っておきましょう
夏の花粉症は草本植物であるイネ科のカモガヤ、ハルガヤ、そしてキク科のブタクサ、ヨモギがアレルゲンとなります。
それらは春の花粉のように高い位置から飛散するのではなく、低い位置での飛散なので、飛ぶ範囲も限られています。
主に公園や芝生のあるところ、そして川辺の土手などに生えている植物なので、そういった場所に近づかないようにすれば、花粉症の症状に苦しむことは避けられます。
症状は春の花粉症と同じようにくしゃみや鼻水、咳、喉の痛みがあります。
また目のかゆみがひどくなる傾向があります。
いずれも夏風邪と間違いやすい症状ですが、鼻水の色や粘度、痰が絡んだ咳かどうかなどを判断材料としてください。
夏の花粉症対策これは絶対見逃せない
春のスギ花粉やヒノキの花粉は飛散の範囲が広いので、マスクは必需品です。
それに比べると夏の花粉症の場合は、アレルゲンとなる草本植物が生えているところに近づかないようにすれば、症状が現れることはないでしょう。
お出かけ前に行く先々にアレルゲンとなる植物があるかどうかを確認しておくと安心ですね。
春の花粉症に比べると自分で予防線を張りやすいので、毎年夏になれば、花粉症の症状が出る人は、アレルゲンに近づかいない努力をしてください。
まとめ
夏風邪かなと思ったら、実は夏の花粉症だった…はよくある話です。
同じような症状なので、間違いやすいですが、鼻水の色や粘度、咳の種類などで区別することができるので、風邪なのか花粉症なのかを判断することが大切です。
もし自分で判断できない時には、病院に行って適切な処置を受けるようにしましょう。