夏の花である朝顔は、ひと夏中きれいな花を咲かせて楽しませてくれます。
せっかく今年はきれいに咲いたのだから、来年もその花色を楽しみたいですよね。
そこで今回は朝顔の種のとり方についてまとめてみました。朝顔の種はいつ取ればいいいのか?どうやって取るのか?来年までの保管の仕方は?
今年楽しめた朝顔の花を来年も楽しんでみましょう。
朝顔の種はいつとるの?
朝顔の種といえば、小さな黒い玉ねぎ型ですね。
花が枯れた後にできる朝顔の実の中に種があります。
花が枯れて間もない頃は、この実の色はまだ緑色で未熟な状態ですので、実に中にある種もまだ収穫するには成長が不十分です。
収穫のベストタイミングは、茎から実にかけての青みが完全に消えて、実がベージュ色になってカラっと乾燥した頃です。(10月~11月頃)
実を摘み取らずにそのまま放っておくと、実の中から種が弾け飛んでしまうので、実の中に黒い種を確認したら取ってしまいましょう。
朝顔の種の取り方
収穫時期を迎えた朝顔の種は、ほんの少しの刺激でも弾け散ってしまうことがあります。
種が飛び散るのを防ぐために、まずは実の部分を手で優しく包むか、小さな袋で実を包んで、実のすぐ下の茎をカットしましょう。
実はとても崩れやすいので、種の取り出しも優しく丁寧に行なってください。
花が枯れ落ちた後、網目が細かいネットで実を包んで支柱に固定してあげると、茎から実や種が落下してしまってもまとめて収穫することができます。
朝顔の種を保管すれば来年も楽しめる
カラカラに乾いた実から出てきた黒い種は、一見乾燥しているように見えますが、種の中には水分があります。
保存するためにはしっかり乾燥させることが大切です。(乾燥が不十分だとカビが生えてしまいます)
収穫してから1~1ヶ月半ほどは、常温で湿気の少ない場所に新聞紙などの紙を敷いた上に朝顔の種を置いて自然乾燥させましょう。
《種の保存のために用意するもの》
・茶封筒
・乾燥材
・蓋付きでしっかり密閉できる容器
- しっかり乾燥させた朝顔の種を茶封筒に入れます。※収穫日や花の種類を書いておきましょう。
- ①の封筒と乾燥材を容器に入れて密閉し、涼しい場所で保管します。冷蔵庫の野菜室であれば、年中安定した湿度と涼しさで保管できます。
※朝顔の種には毒があり、誤って食べてしまうと下痢を起こしてしまうことも。子どもたちが食べ物であると勘違いしないよう、保管前には容器に「食べてはいけない」という注意書きをしておきましょう。
※子どもたちが普段触れない場所で保管するのがより安全です。
まとめ
種の収穫のタイミングは、朝顔の実がベージュ色になってカラっとした頃です。
収穫時期を迎えた朝顔の種はちょっとした刺激でも飛び散ってしまうので、実を優しく包んで茎を切り、実ごと収穫して種を優しく丁寧に取り出しましょう。
収穫したばかりの朝顔の種にはまだ水分があるので、保存する前に十分に乾燥させてカビの発生を防ぐことが大切です。
朝顔の種には毒があるので、子どもたちの誤食を防ぐために保管場所には十分に注意しましょう。