梅雨の季節になると毎日の頭痛に悩まされてる人は多いですよね。
梅雨ならではの頭痛の原因が実はありました。
頭痛になると頭痛薬に頼りたくなりますが、毎日頭痛薬を服用してもいいのか?気になる頭痛薬の飲み方についてもまとめてみました。
梅雨の毎日の頭痛が辛いんです
梅雨の時期に決まって毎日のように頭痛に悩まされる方がいます。
頭痛が始まるタイミングで多いのが「雨が降る2~3時間前」です。
そして、雨が降り始めるとなぜだか頭痛が和らいで気分もスッキリするという方もいます。
このパターンに慣れてしまっている方は、天気予報で雨の降り始めの予想時間から遡って、頭痛が起こり始めるかもしれないと考えられる時間までに前もって頭痛薬を飲むこともあります。
このように、頭痛持ちの方は特に梅雨の間の頭痛対策に必死な様子です。
外出先や勤務先で頭痛が起きたとしても、予定や仕事に影響が出ないように頭痛薬の携帯が欠かせません。
梅雨だから考えられる頭痛の原因
迷信だと思われがちですが、その原因はまさに「低気圧」なのです。
実に全体の約25%の人が低気圧の影響によって頭痛が生じられることに自覚があり、それも含めて90%以上の人が天気が悪くなると何だかいつもと調子が違うと感じています。
梅雨は低気圧が発達することにより、地面にかかる圧が低下するだけではなく、私たちの身体の血管の圧まで下げて血管を拡張させてしまいます。
これが脳内の血管に起こると、広がった血管の周りの神経が刺激されて頭痛を生じさせます。
これを「血管拡張型頭痛」と呼び、梅雨時期に起こりやすい頭痛のタイプであると考えられます。
頭痛薬を毎日服用はやめたほうがいい?
頭痛から救ってくれるはずの頭痛薬が、逆に頭痛の原因となってしまうことがあります。
それは、毎日のように連続服用することによって「薬物乱用頭痛」を起こすことになるからです。
例えば、頭痛に悩まされている方は頭痛を初めっから起こしたくないあまりに、頭痛が起きる前から予防として早く頭痛薬を服用する癖が身についていることが多いのです。
それを繰り返すことにより、脳が痛みに敏感になっていき、しだいに薬も効きにくくなっていくため服用量も回数が増えると同時に頭痛の発生回数も増えていくという悪循環を起こすようになります。
また、頭痛薬を毎日服用することは胃にとっても良いものではありません。
特に食事前などの空腹時に頭痛が起きて慌てて頭痛薬を飲むと、胃の粘膜を荒らしてしまうことがあります。
身体に害を起こさないよう、医師や製薬会社が定めた1日の量・回数・飲み方をしっかり守りましょう。
まとめ
梅雨の時期に起きやすいのは、低気圧の影響により血管の圧が下がることによって起きる血管拡張型の頭痛です。
頭痛が起こりやすいタイミングは「雨が降る2~3時間前から」、しかし予防策として頭痛が起きていないうちから頭痛薬を飲むことは「薬物乱用頭痛」を起こす原因となるのでやめておきましょう。
頭痛薬が手放せない時期ですが、過剰な服用は体にとっては毒と化します。
頭痛薬は生じた痛みを抑えるために使用することと、医師や製薬会社が定める1日の量・回数を越えないように注意しましょう。