「痩せたくてもそう簡単には痩せない」
アラフォー世代の方なら日々実感されていることではないでしょうか?
そうなの!
ちょっと食べすぎても、20代の頃みたいに簡単に元に戻らないのがアラフォー世代の一番の悩みです。
食生活がそんなに変わっていないのに体重は増えるばかり…そんな悩みを解消するポイントをまとめてみました。
目次
痩せないアラフォーの嘆き
だんだん痩せにくくなったな…と思いながら悶々と過ごすアラサー世代、そして、本当に痩せない!!と嘆くのがアラフォー世代です。
加齢という現実に身を任せて諦めるのか、それとも、諦めずに過激なダイエットに挑戦するか。
しかし、アラフォー世代にとってはどちらの選択もNG!
ただ諦めて何もしないのはまずNGですが、勢いが良すぎるダイエットは年齢ながらに息切れを起こして早々にピリオドを打ってしまう可能性が高いものです。
アラフォー世代には緩やかなダイエット、つまり、気長に続けられるダイエットでゆっくり確実に体重を落としていくことがオススメです。
アラフォーが緩やかダイエットをするための3つのポイント
痩せにくく、なかなかダイエットの結果が出ないアラフォー。
ということは、急いで結果を出そうとすればするほどムダだと思っても良いのかもしれません。
基礎代謝をはじめ身体における様々な機能を20代の頃と比べてしまっては、ただ悲観してしまうだけなので、今は今だと割り切ることも大事。
急いで頑張っても身体が応えないのなら、身体のペースに合うダイエットを試してみましょう。
アラフォーの穏やかダイエットのためには3つのポイントがあります。
食事内容の偏ったダイエットはしない
痩せたいからといって、急に肉や炭水化物を絶って、野菜しか食べないというようなことはオススメできません。
なぜなら、食事内容が偏ることによって以下のようなトラブルが起こるからです。
栄養素が不足することによる代謝低下
ビタミン・ミネラルなどの補酵素が不足すると、代謝酵素の働きが弱まって脂質代謝に影響が出て脂肪が蓄積されやすくなる。
急激な体重減少の後に起こるリバウンド
うまく体重を減らせたとしても、以前の食事内容に戻ったとたんに体重が元に戻るどころか、それを超えてしまうことも。
栄養不足で飢餓状態になった身体は、脳が身体を守るためにたくさん栄養を摂ろうと「過食」を起こしてしまいます。
便秘・肌荒れ
炭水化物や食物繊維の不足によって便秘が起こり、腸内環境の悪化が肌荒れを引き起こします。
このようなトラブルを起こさないために、普段の食事のクオリティーはなるべく変えず、1日の総摂取カロリーを必要量までに抑えましょう。
毎日・毎食、緻密なカロリー計算をするというわけにもいかないので、「腹八分」と間食をなるべく摂らないことを心掛けてみることから始めてみましょう。
適度な運動をする
激しい運動をしなければ痩せることができないというわけではありません。
激しい運動は、疲労感が先に来てしまって運動を長時間継続させることを難しくしてしまうだけでなく、普段あまり運動をしない人にとっては筋肉や腱に急激に大きな負担がかかり、痛いおもいをして数日で止めてしまう原因にもなります。
ダイエットにオススメなのは、長時間継続して行えるウォーキング、軽いジョギング、サイクリングなどの「有酸素運動」です。
運動中に筋を収縮させるためのエネルギーであるATP(アデノシン三リン酸)を作るためには体内の脂肪や糖とともに大量の酸素が必要になります。
エネルギー源として、まずは体内に貯蔵されている糖質(グリコーゲン)から分解していくのですが、その量に限界がきて初めて体脂肪を分解されることになるため、運動は時間をかけて行なわなければならないのです。
体力にもよりますが、30分~1時間ほどかけてゆっくりとウォーキングする習慣から始めてみると良いでしょう。
好きな音楽を聴きながらのウォーキングだと、あっという間に時間が経ちますよ。
毎日自分の姿をチェックする
「自分は太っている」そう思うと、自分の姿を見ることや、体重を測ることがショックになって、姿見や体重計から遠ざかってしまうものです。
しかし、自分の体格・体重をしっかりと把握することはダイエットにおいてはとても大切なことです。
ダイエットによる体格・体重の変化を自分の目で毎日チェックすることは、ダイエットへの意識を高め、目標達成へのモチベーションを維持することにもつながります。
また、着れなくなってしまった服に、たまに袖を通してみることも良いでしょう。
「全く着れなかった服がなんとか着れるようなった」、「窮屈だったのがラクに着れるようになった」という感じで、ダイエットの成果を実感することもできますよ。
極端なダイエットは逆効果
アラフォーに限らず、極端なダイエットは逆効果をもたらします。
前にも述べた通り、身体が栄養不足や飢餓状態に陥ることで、代謝低下やリバウンドだけでなく、女性にとっては大切にしたい肌のコンディションにも悪影響をもたらします。
また、身体面だけでなく精神面にも悪影響が出る恐れがあることを忘れてはなりません。
なぜなら、極端なダイエットによってリバウンドを繰り返した挙句に、「神経性やせ症」とも呼ばれる摂食障害などの深刻なトラブルが起きる可能性があるからです。
摂食障害は、極度の体重減少だけでなく、更年期を早めたり、貧血や睡眠障害、さらには正常な感情さえも失わせることがあると言われています。
ダイエットはあくまでも健康的に行なうべきことであって、自分の身体や心を痛めつけるために行なうことではありません。
太っていることに強いコンプレックスを抱えている人には、体重減少の達成感がさらなる減量へのモチベーションになることがありますが、怖いことは「痩せていく自分に酔いしれる」ことが始まると、減量行為を止められなくなり、最悪の場合は肉体・精神ともに破壊されてしまうのです。
ただやみくもに痩せようとするのではなく、ダイエットを始める前には「何kgまで痩せるべきかを考慮したうえ」で目標体重をしっかりと決めることが大切です。
目標を達成した後はベスト体重を維持できる生活習慣(食事・運動)を心掛けましょう。
また、ストレスは太るもとになるので、早く痩せないことでイライラをためたり、絶食など身体に大きなストレスを与え続けてはいけません。
ストレスを感じると、コルチゾールというストレスホルモンが過剰に分泌され、食欲を増進させて暴飲暴食を引き起こします。
さらに、コルチゾールは成長ホルモンの分泌まで抑えてしまうので、代謝が落ちてしまい脂肪が燃えにくい体になってしまいます。
「極端なダイエットにメリットは無い」のです。
まとめ
アラフォー世代が20代の頃に比べて痩せにくくなるのは仕方のないことです。
20代の頃と比較して嘆くよりも、今の自分の身体に合った穏やかなダイエットをしましょう。
穏やかダイエットのポイントは、バランスのよい食事を腹八分、有酸素運動、そして、自分の姿と体重の変化を自分の目でしっかりチェックしましょう。
極端なダイエットは、身体面だけでなく精神面にも悪影響をもたらす恐れがあることを常に胸に置いてダイエットに臨みましょう。
ダイエットを始める前に、自分の身体がどれほどの減量を必要としているのかをしっかり考えたうえで目標体重を決めることが大切です。
ストレスによって分泌されるホルモン「コルチゾール」は暴飲暴食を招くので、普段の生活でもダイエットでもイライラをためないようにしましょう。